2015年5月3日日曜日

さよなら、リアル産後

先日、私の母方の祖母に会いに、徳島旅行へ行ってきました。

徳島は・・・うどんが美味しかった!(写真撮り忘れた)
ちゅるちゅるうどん(柔らかいうどん、のど越し爽やか、食べやすい)
テーマーパーク内のうどん、サービスエリアのうどん、
どれも美味しかったー!!
昔、瀬戸大橋がまだ無い頃、連絡船で高松に向かってから
徳島に行っていた頃、連絡船で食べるうどんがとっても美味しくて楽しみだった、
そんな幼いころの記憶が蘇るうどんの美味しさでした。

今回の旅行は、断乳後初めての旅行!
(年末に断乳し、2年4か月に及ぶ授乳が終わったのでした・・
長かった・・!!)
授乳中はやはり抱っこ、おっぱいー!で、
旅行中も私が抱っこする事が多かった気がするのですが、
今回はもう断然父親っ子達で。
長男(5歳8ヶ月)が女風呂を嫌がるようになり、
次男(2歳8ヶ月)はお兄ちゃんと一緒がいいー!となり、
私は1人ゆっくりお風呂。
その流れで、ご飯も夫の膝で。

寝る時やリラックスしたい時に、次男はまだおっぱいを触らないと
気が済まないのですが、寝かしつけも随分ラクになった。
夜はぐっすり・・とはまだ行かず、ちょいちょい起きたりするけれど、
理由のよく分からない夜泣きが毎晩続く恐怖からは解放された。

言葉を話すようになり、コミュニケーションが容易になって
兄弟でいっぱい遊ぶようになり、
また子育てのステージが変わってきたなーという事を実感中です。

産後、2年8ヶ月。
ここまで来るのは、やっぱり、長かったなぁーーーーーーー。
↑おおよそ2年前の写真。
長男に甘える次男、当時8~9ヶ月くらい。

夜泣き全盛期の頃、手足口病になって本人も辛いだろうけど
世話するこちらもキツくて、
夜中の3時くらいに泣き叫ぶ次男を夫に手渡し、
「散歩!散歩してきて!!」と懇願した事もあった。
(夫は何も言わず、外に連れ出してくれたので少し眠れて、
正気を取り戻した)

添い寝から少し離れた途端に泣き出すので、一息つく暇もなく、
仕事に向かう電車の中の1人時間が本当に幸せだった。

「今が一番大変だろうけど可愛い時期。大切にしてね。」
というメッセージにはイラッとした(笑)

今この時を大切にする事と、
辛い気持ちを我慢する事、無かった事にするのとは違うと思う。
やっぱり産後って辛い事がたくさんあった。
とても1人ではやりきれない。
正気を失う瞬間がたくさんあって、
でもその都度何とか自分を取り戻していく。
それにはきっかけが必要で、そのきっかけは自分以外の大人や
外からの刺激なんだよね。

1人ではやりきれないからこそ、たくさんの人の力を借りて、
子ども達も大きくなっていく。
それが当たり前であってほしい。

今回の旅行で、あー、リアル産後は終わったなー、
とビールを飲みながら思った。

ああ、私は忘れてしまうだろう。
このひりひりとした気持ちを。
”母親”を神格化する世間の波への怒りを。
分からないなりに一生懸命赤子と向き合い、
自分の中で最大限に優しい声で話しかけていた日々を。
(夫もそうだった。それはまるで子育て養成ギプスのようだった。)

産後の気持ちを綺麗さっぱり忘れてしまったとしても。
「この頃が一番大変だけど一番可愛い時期。大切にしてね!
今しかないよ!」
という呪いの言葉をかける大人にはならないようにしようと思っています。

いつだって、子どもの、そして自分の”今”を
一番可愛がれるようにしたいと願っているので。

さよなら、リアル産後。