2015年4月4日土曜日

「大きくなったら何になりたかった?」

お風呂上がりに、長男5歳半から
「大きくなったら何になりたかった?」と聞かれました。

・・えーっと、なんで過去形なんだ?私の人生まだ終わってないし!
バカヤロー、まだ始まっちゃいねーよ(byキッズリターン)って気持ちなのにー。
いや、始まってはいるか。
で、頭をフル回転させて、幼少期からいわゆる”〇〇になりたい”という夢を
抱いた事はあったっけかなーと考えてみたのですが、
んー、ないなー、と。

漫画が好きだったので漫画家になりたい、とか言って
Gペン買ったり、「みほクラブ」描いてたりはしたけど、
でもそれは”夢”的なものではなかったように思うし。

高校時代の進路を決める面談でも、
「図書館司書になりたい」と言った次の日には
「やっぱり英語学科で!」とか言ってたし。」
今日の続きは明日だと思っているうちに大人になった、という感じ。
気付いたら就職活動する年齢になって、
一応自己分析とかしてみたけど、その結果がどうだったか・・
今は思い出せないくらい。
で、結局、ざっくり言うとフィーリングで入った会社で今も働いているという。。。

いや、そもそも、「〇〇になりたい」って、職業を指すのはなんで?
いやでも、女子が「およめさんになりたい」とか
「おかあさんになりたい」っていうのもあるか。
それは役割であって職業ではないよね?
「おむこさんになりたい」「おとうさんになりたい」は聞かないよね、あんまり。
こんな小さいころからジェンダー問題は始まっているのねー・・・
まあそれはひとまず置いておいて。
長男の問いかけに答えないとね。
「大きくなったら”何か”になるわけじゃないし、
ならなきゃいけないってもんでもないんだよ。
お母さんはさー、毎日楽しく暮らす人になりたかったし、なってるよ。
お母さんの人生まだ続いてるし。」
と答えました。

答えながら、そうだ、私はそうありたいんだ!と自分で腑に落ちる。

人それぞれ、大事にしたい事は違うと思うけど、
私にとっては「楽しいか」「楽しめるか」がとても重要なことで、
そのためには自分が何を「楽しい」と感じるか、を知っていないといけないし、
それを「楽しむ」コンディションを整えなくてはいけないし、
そのコンディションは自分1人では作れないからコミュニケーションも欠かせない。

そして、夢があってもなくても、
どんな職業に就いても(または就かなくても)
”どうありたいか?”という問いの方が、見えてくるものは大きい気がする。
1人頷く私を尻目に、
長男は分かったような分かってないような顔をして
「ふぅーん・・・。理久はねー、大きくなったら、仮面ライダードライブプロトドライブになりたい!
あ、やっぱりニンニンレッドかなー・・」と悩みながら、
その修行をするために弟とたたかいごっこにいそしんでおりました。

↓洗濯バサミで悪役の皮膚感を演出する長男と、
そこに風船の剣で切り込む次男。本気だぜ!

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