2013年5月21日火曜日

「自分をひらく」

ずっと気になっていた山田ズーニーさんの本「おとなの小論文教室。」を先日読み、
読みながらワクワクし、そして自分の中に降り積もっていた言葉や出来事が、
この本をきっかけにふわふわと浮き上がってきているここ数日です。

この本がどんな本かというのは、前書きの
”「おとなの小論文教室。」は、自分の頭で考え、自分の想いを、
自分の言葉で表現したいという人に、「考える」機会と勇気、
小さな技術を提供する教室です。”
に言い表されています。
 
・自分を表現する、というレッスンを、実は私たちは受けていない
 
・問いを立てる
 
・いろいろな動機が合わさっていい
 
・自分の個性は、人に出会って、関わって、
 自分の価値を認めた相手の中にある、と、考えてみる
 
・自分と違うものに→違う、ではなく優しさを、
 間違っているものに→批判、ではなく優しさを、
 示そうと思ったら、いくつかの発想がいる。経験もいる。
 
などなど、あっ!と思ったキーワードはたくさんあるのですが、
その中でも特に響いた言葉。
「自分をひらく」
「自分をひらかなければ、ありのままを、ありのままに受け取ることなんてできない」
 
この一節を読んだ時、
数年前、大好きな先輩が会社を辞める時、尊敬する上司が色紙に書いていた言葉を思い出しました。
「Please open your window, and let wisdom will come in」

直訳すると、
「あなたの窓を開けて下さい、知恵が入ってくるように」
という意味。

自分を開く。
自分の窓を開ける。
そこからいろんな知恵や情報や人や物や考えや想いが入ってくる。
人と関わる。繋がる。

自分を開くために、表現する。
何かのため、じゃなく、自分のために。

そういう意味の言葉だったんだな、と、この本を読んで、腑に落ちた気持ち。

そしてここ数年の実感として、自分を開けば開くほど、自由になれる気がします。
ズーニーさんの本、いろいろ出てるから読むのが楽しみです!

【おまけ】
表現する、というのが、言葉によるものだけではない!というのがよく分かるのが、理久(3歳7ヶ月)のトイレの時間。
便座を後ろ向きで座ってみたり、乗っかってみたり、座りながら蓋を閉め、蓋が閉じる瞬間に便座から下りるゲームをしたり、など、便座相手に自由自在に表現してます!(^^;;